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【SEEDS of YOGA】

制限されている生活の中での気づき


文責:N.O.

制限されている生活の中での気づき

失って気付く大切なもの。その有難さ、かけがえのなさ。
その逆もしかり。
失って気付く、そんなに必要でなかったもの。

新型コロナの影響で自宅に軟禁状態が続くなか、全然お金を使っていないことに気づく。もちろん生きていくのに必要な食品や日用品などの買い物はしているが、外出自体を制限されている今、友人と約束して食事に行くこともないのでお金がかからない。自宅で着飾っておしゃれする必要もないので洋服、化粧品など全く買っていない。出歩かないのでちょっとスタバでコーヒーとか、コンビニに立ち寄ったついでにおやつを買うなんていう無駄遣いもない。この生活お金貯まるかも。。。と思いつつ、決して無駄遣いをするタイプではない自分でも、思った以上にこまごまとそこまで必要でないもののためにお金を使っていたのだなとあらためて気づく。

これを機に、必要でなかったもののために消えていくところであったお金をYoga Gives Back(https://yogagivesback.org/)に寄附することにした。日々の無駄遣いの額は大きいものではないが毎日のこととして考えると結構な金額になる。例えば400円のコーヒーを毎日買ったとすると一カ月で12000円。Yoga Gives Backのウェブサイトによると、インドでは100ドルで貧しい孤児2人が施設で生活できるようになり、45ドルで3人の少女が初等教育を受けることができるらしい。2人の孤児に屋根のある眠れる場所と温かい食事を提供できる。例えば、たった毎日のコーヒーに費やすお金を寄附するだけで、だ。同じお金を使うにしても、気晴らしのコーヒーに消えるより未来ある子供たちのために使う方が意味がある。ヨガではawareness:気づくこと・意識することが繰り返し説かれるが、まさに日々当然のように使っているお金も、同じ地球の別の国だったら何が買えてどんなことができるのかを意識してみたら、生活自体が少しずつ変わっていくのではないかと思う。

少し意識的になるだけでだれかを救えるかもしれない。今までと違うものさしで考えてみる。

この制限された生活の中で皆さんはどんなことを考えていますか?どんな気づきがありましたか? (N.O.)