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The Philosopher King & the Sage with “8 Bends”


マニーシュが紹介する、インドで古くから伝わる物語。そこにはたくさんの教えが詰まっています。

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昔、ジャナカという有名な王がいた。 彼は慈悲深い王で、力がありながらも愛にあふれている王だった。 彼は、スピリチュアルなことに深い関心を持っていたので、「哲学者の王」とも呼ばれていた。

ある夜、ジャナカは眠りについた後、突然、衛兵に起こされた…。

「王様、起きてください!起きて! 敵の王とその兵士が王国に侵入しました!  今にも王宮の門を破ってくるでしょう、逃げてください!」

一刻の猶予もなく、秘密の通路から逃げ出したジャナカは、迫り来る敵兵から離れてジャングルの奥深くまで全力で走った。 走りに走って、気がつくと食料も水も金もない異国の地にいた。

疲れ果て、飢えと渇きに襲われていた彼は、ジャングルの中に小さな村があるのを見つけた。 裕福な人が貧しい人たちに食べ物や水を配っていたので、ジャナカは必死になって列に加わった。何時間も待った後、やっと列の先頭にたどり着いたが、「もう食べ物はありません」と言われてしまった。 

空腹に耐えられず、その場を立ち去ろうとすると、店員が鍋の底を削り、残った部分をバナナの葉に乗せて、ジャナカに差し出した。 そして彼は、自分が不幸で悲惨な状況に置かれているにもかかわらず、このわずかな残飯を手に入れたことに喜びを感じていた。 

ジャナカは、ようやくペコペコのお腹に食べ物を入れようと腰を下ろしたが、突然、2頭のイノシシが空き地に飛び込んできて、追いかけっこをしながらジャナカの食べ物を踏み潰し、地面にこぼしてしまった。

彼はこれ以上耐えられなかった。ジャナカは地面に倒れ込み、泣き出してしまった。

「ああ主よ、なぜ私をお見捨てになったのですか?」

目を開けると、王宮のベッドに戻っていて、枕元には忠実な衛兵がいた。 

「王よ、いかがなさいましたか?」

その時、ジャナカは気がついた。 敵に襲われたことも、ジャングルに逃げ込んだことも、飢えや苦しみも、わずかな残飯やイノシシも、すべては夢だったのだ。全部、夢だったのだ。

しかし、彼はそれがすべて現実だという感覚を拭い去ることができなかった。 何しろ、現実味を帯びていたのだ。襲われるという恐怖を感じた。飢えと渇きを感じ、村を見つけて安堵した。食べ物がないことを知ったときの悲しみ、給仕が食べ残しを見つけてくれたときの喜び、そしてイノシシに唯一の糧を奪われたときの失望と苦悩まで現実そのものだった。

王はその出来事のことを夢中になって考えた。「これは現実なのか、それともあれなのか?」

「私は自分が乞食であることを夢見た王なのか? それとも、自分が王であることを夢見た乞食なのか?」

ジャナカは毎日毎日、この問題に頭を悩ませていた。食べることも眠ることもできず、王としての職務を果たすこともできなかった。彼の家族や友人は、かつて強力で尊敬されていた愛する王のことを心配していた。

ジャナカは、すべてのスピリチュアルな助言者や学識の深い学者に「これは現実か、あれはどうか」という質問を投げかけましたが、誰も彼が満足する答えを出すことができなかった。

そんな時、ある日、運命的にも、身体の8箇所がねじ曲がった少年賢者、アシュタバクラが王の宮廷を訪れることになった。

ジャナカは再び、「これは現実か、それともあれか」と問いかけた。

アシュタバクラは答えました。「実在するものは不変であり、常に存在している」と。

ジャナカは確認したかった。「走っているときは、空腹感や喉の渇きを感じ、命の危険を感じたのだ。すべてがリアルだった。」

アシュタバクラは尋ねた。「全てはここにありますか? 飢え、渇き、恐れは? ないでしょう!」

ジャナカは「ああ、あれは現実ではなかったのか!」と安堵した。神々に感謝し、私は王である。これが現実だ!」と。

しかし、アシュタバクラはさらにこう言いました。「そうはいかないよ、ジャナカ王。あなたが逃げ回っているとき、空腹と渇きと恐怖を感じていたとき、あなたの王宮はあなたと一緒でしたか? 衛兵はいましたか? 金や豪華な服を身につけていましたか? 違うでしょう!」

ジャナカは、この質問には何か裏があるのではないかと考え始めていた。「あなたの言うとおり、私があそこにいたとき、私はこれらの物を身につけていなかった。だから、どれもこれも現実ではない。しかし、賢者よ、教えてくれ、一体何が本当なのか?」

「あの時も今も、そこにもここにも存在しているもの、それが現実なのです。そして、それは何なのか? Tat Tvam Asi!  梵我一如です! あなたがジャングルに逃げ込んだとき、イノシシがあなたの食べ物をこぼしたとき、あなたはそこにいませんでしたか? そして、あなたはここで派手な服を着て、豪華な宮殿で快適に安心して過ごしているのではないでしょうか?」

「両方を照らす自分だけが現実である。覚醒したままで、夢と覚醒の両方を目撃している者が現実だ。それが真の自分です、ジャナカ王よ、それが真のあなたなのです。」

才能と精神力に恵まれたジャナカは、アシュタバクラの説明を即座に理解した。そして彼の混乱はすべて洗い流された。ジャナカは、真の自己というものを深く永遠に理解し、より優れた王となったのである。

The Philosopher King & the Sage with “8 Bends”

There once was a King named Janaka.  He was a beloved king, powerful yet benevolent.  He was also known as the “ Philosopher King” for he had a deep interest in spiritual matters.

It so happened that one night after Janaka went off to sleep, he was suddenly awakened by his security guard…

“My King, wake up, wake up!  The enemy king and his soldiers have invaded the kingdom!  They will breach the gates at the royal palace any moment now,  You must flee!”

Without a moment to spare, Janaka escaped out of a secret passage and ran as fast as he could deep into the jungle and far from the enemy soldiers closing in.  He ran and ran and, before he realized it, found himself in a foreign land without food, water or gold. 

He was exhausted, starving and thirsty when he came upon a clearing in the jungle where stood a tiny village.  A wealthy man was handing out food and water to the poor and so, desperate and without any other options, Janaka joined the queue. After waiting for what seemed like an eternity , he finally reached the front of the line… only to be told that there was  no food left.

Heartbroken and hunger-struck, he was about to turn away when the server scraped the bottom of the pot, put the remaining bits on a banana leaf and offered it to Janaka.  He was elated even to have these measly scraps given his unfortunate and dire situation.

Janaka sat down to finally put some food in his hunger-pained belly when suddenly two wild boars burst into the clearing and in their chasing and fighting stomped on Janaka’s food, spilling it onto the ground. 

He couldn’t take it any more. Janaka fell to the ground and began to cry. 

“Oh Lord, why have you forsaken me?”

Janaka then opened his eyes to find he was back in his bed at the royal palace with his loyal guard at his bedside.

“What is wrong, my King?”

At that moment, it dawned upon Janaka.  It was all a dream – the enemy attack, escaping into the jungle, the hunger and pain, the measly scraps and the wild boars. All of it, a dream.

But he could not shake the feeling that it was all so real.  After all, it felt real. He felt the fear of being attacked. He felt the hunger and thirst and then the relief after finding the village. He felt the sorrow after finding out there was no food, the joy when the server found him some scraps and again disappointment and distress when the boars ruined his only chance at sustenance.

The King became engrossed in the thought: “Is this real or is that?”

“Am I a King who dreamt he was a beggar?  Or am I a beggar who dreams he is a King?

Day in, day out, Janaka was fixated on this question. He could not eat or sleep or carry out the duties of a King. His family and friends were all worried for their dear, once powerful and revered King. 

Janaka posed the question ‘is this real or is that?’ to all of his spiritual advisors and accomplished scholars but none could answer to his satisfaction.

Then one day, as fate would have it, the boy Sage with the 8 bends, Ashtavakra, came to visit the King’s court.

Again Janaka posed the question: ‘is this real or is that?’

Ashtavakra replied: “that which is real is unchanging and ever-present”.

Janaka wanted confirmation. “When I was on the run, I could feel hunger, I could feel thirst; I was fearful for my life. It all felt so real”.

Ashtavakra inquired: “Are those all here now? That hunger, thirst and fear? No!

Janaka was relieved “Ah, so that was not real! Thank the Gods, I am a King. This is real!”

But Ashtavakra had more to say on this: “Not so fast, King Janaka. When you were on the run, feeling hungry, thirsty and scared, was your royal palace with you? Was your guard there? Was your gold and your fancy clothes with you? No!”

Janaka was starting to see that there was more to this inquiry than meets the eye. “You are right, when I was there, none of these things were with me. So none of these are real either. But then tell me, oh wise one, what then is real?”

“That which was present then and now, there and here; that is what is real. And what is that, you wonder?  Tat Tvam Asi! That thou art!”  

“Were you not there when you were escaping into the jungle and when the wild boars caused your food to spill?  And are you not here in your fancy clothes, comfortable and secure in your glorious palace?”

“The self that illuminates both alone, is real. The one that remains awake, and is witness to both, your dream and your wakefulness, is real. That is the true you, oh Janaka, that is your true Self.”                                                          

Janaka, being a gifted and spiritually-minded soul, meditated upon Ashtavakra’s explanation. His confusion all washed away.  And, Janaka transformed into an even better King, eternally immersed in the knowledge of his true Self.

Practicing Happiness ~5 Practical Ingredients for Your Happiness Recipe~


*Scroll down for English

誰もが幸せになりたいと願う事があるでしょう。でもどこか儚げなそれは、ただ必死に追い求めれば手に入るものでしょうか。

シーソーが身体をぐいっと押し上げてくれる時のように、瞬く間に頂点に達するような心地良い幸福感を味わえたかと思えば、それが一瞬で押し戻され不安の渦の中 – 恐れ・ジェラシー・不安・怒り・落ち込み等 – へ放り込まれるような心のざわつきは誰でも経験することです。

心地良い幸福感を束の間のものにすることなく維持するには、どうすればいいでしょうか。

幸せは、勝手にやってきては去っていくもののように思われがちですが、決してそうではありません。古代の人々はそれに気づき、「ハピネスへの習慣」を作りました。

早朝の瞑想や川での水浴び等、一日にいくつかのルーティンを作り、決まった時間にそれをして集中することで、ネガティブな感情を抑えられると考えていたからです。彼らは、自分の内側に向かうこと、つまり内なる声に耳を傾けることを大切にし、そのための時間をしっかりと確保していたのです。

そして、サンガ(コミュニティ)からのサポートもとても大切にしていました。人とのつながりは新しい洞察力や人生に役立つヒントを与えてくれるからです。古代の人々も私たちも、人とつながり、互いの行動に影響を与え合いながら生きています。「そこで誰と何をするか」がとても大切なのです。

By keeping the fluttering mind somewhat restrained,

we open up the door for happiness and contentment to enter. 

By keeping the right company, 

we increase our chances of making this a habit.

揺れ動く心を抑えることで

幸福と満足の扉が開かれる

正しい仲間といることが 

その習慣化の可能性を高くする

では、誰と何をすれば「ハピネスへの習慣」を掴めるのでしょうか?

全ての人に当てはまるレシピはありませんが、私がお勧めの役立つ5つの材料をご紹介します。

#1. 幸せを習慣にする

 「幸せになる権利がある人」が決まっていたとしたら、どんな材料を紹介したとしても人生への希望はきっと失われてしまうかもしれません。でも「幸せは既に自分の手の中にある」事に気がつけば、私たちの考え方や行動はきっと変わるはずです。

#2. 自分の幸せは、外では見つからない

 「お金で幸せを買うことができない」という言葉をあなたは信じますか?

今まで幸せを感じた瞬間を思い出してみて下さい。目を閉じて瞼の裏に広がる景色は5つ星の素敵なリゾートでしたか?もしかすると、大切な家族や友人との会話より色濃く残る思い出が浮かんできたりしませんか?

裏を返せば、幸せを後押ししてくれそうに思える「物」や「人」等、全ての条件が揃っていたとしても人は孤独を感じるもの。あなたは自分の内面から沸き起こるものだけで幸せになれるはずなのです。

What made you happy was 

being fully present with the moment 

so that you could experience it to its fullest.

通り過ぎてゆくその一瞬に完全に立ち会い

その瞬間を最大限に経験することができた時

それがあなたを幸せにする

#3. タスクだけをこなしてゴールを急ぐ必要はない

 マルチタスク現代を生きる私たちは、とても忙しく、前だけを見て走り抜ける日々を送りがちです。脇目も振らずにこなしたタスクから得たその「褒美」はあなたを幸せにしていますか?あなたの物語が色づく瞬間を見逃さぬよう、時にはゆっくり景色を眺めながら人生の旅を楽しんでみるのも大切なタスクかもしれません。

終わりのないTo Doリストに振り回されていると、生活が何となく落ち着かなくなる事があります。仕事への取り組み方、食事のスピード、旅先での過ごし方、会話の運び方等。

人生は貴重な瞬間を味わうためにあるものです。美味しいチョコレートのように。ほんの少しスローダウンして見える景色を楽しみましょう。

#4. 愚痴をやめましょう!

文句を言おうが言うまいが、天気は変わったりしないのです。人生の貴重な時間とエネルギーを愚痴を言うことに費やして幸せを遠ざけてしまうなんて本当に勿体ない事だと思いませんか?

正しくないと思う事や人間関係を解決しようと努力するのは素晴らしい事ですがその状況を変えなくては、と一人で頑張りすぎないで。気がつくと誰かのせいにする事や不平不満を口にする時間や回数が増えているかもしれません。自分の幸せの味がどんなものであったかを見失うだけでなく、周りにいてくれる大切な人をも遠ざけてしまうかもしれません。

#5.  Sanga(サンガ): 正しい仲間とのつながりを大切に

 私たち人間は周りから影響を受けやすい生き物です。あなたの側にいる人が他人を批判してばかりいたら?「私に限っては大丈夫!」と思い、そうならぬよう十分に注意をしていたとしても、知らぬ間に周りにいる人の癖がマリネのように浸透してしまうことは少なくありません。

一方で、自分の中にある幸せを大切に扱う事ができるコミュニティで過ごす事ができれば、これだ、と思える幸せを感じ味わうことはそれほど難しいことではないのです。

今日ご紹介した5つの材料はそれほど珍しいものではなく、既にあなたの手の中で出番を待ってるものばかりです。これらを使ってハピネスへの習慣を掴みましょう!


Practicing Happiness

~5 Practical Ingredients for Your Happiness Recipe~

We all want happiness, we all strive for happiness and yet it seems so elusive and fleeting.  

One moment we are on top of the world – everything feels just right and we are in our ‘zone’.  Yet the next moment, fear, envy, insecurity or their energy-sucking siblings anger, frustration, anxiety find their way in and squeeze out the happiness.

What’s with this see-saw battle and how can we tip it in favor of happiness?

Since we experience happiness as intermittent, we tend to think that it just comes and goes on its own.  But the Ancients recognized that happiness can be practiced. 

They realized that creating routines such as waking up early, sitting and meditating under the morning sun, bathing in the early morning river, and performing rites and rituals at various times of the day could help to focus the human mind; and that that focus could in turn help to keep the all-too-human negativities, fears, anxieties and more at bay.  

They emphasized going inwards – contemplation, meditation, listening to your inner voice – and made time for this endeavour.

And they experienced the support of sanga or ‘community’, which afforded them new insights, helpful hints and, perhaps most importantly, constant reminders of the goal and the importance of practice in getting there.

In short:

By keeping the fluttering mind somewhat restrained,

we open the door for happiness and contentment to enter. 

By keeping the right company, 

we increase our chances of instilling this habit.

So how does this help us here and now? Cook up your own batch of happiness!

While there is no one “Happiness Recipe” for all, here are my 5 Practical Ingredients you may want to add to your recipe. 

1. Realize that happiness can be practiced

This cannot be emphasized enough!  If you think that just so-called ‘happy people’ are entitled to happiness or that happiness comes and goes on its own, then all hope is lost and you are stuck where you are just grinding it out.  On the contrary, once you realize that happiness is in your hands, your whole outlook and your actions will change to fit the new paradigm.

2. Understand that your happiness is not out there in things or in other people

You’ve heard it a million times “money can’t buy happiness”.  But do you believe it? And do you live like you believe it?  

Just take a good look at your experiences in life. Which were the moments that brought you ‘real’ happiness, joy and contentment?  If you look carefully, you’ll realize that it wasn’t the things or even the people that made you happy.  It wasn’t the fancy meal at a Michelin star restaurant, nor the 5-star resort overlooking the pristine beach nor even family and friends that made you happy.  

What made you happy was 

being fully present with the moment 

so that you could experience it to its fullest.

And you know this to be true because you have experienced being unhappy even when you had all of the ‘right’ pieces in place – the right hotel, the right restaurant, the right food, the right car, the right house, the right party, the right job, the right partner.  And you have felt lonely and unhappy even when your best friends or family were all around.  

The flipside is that even if all of the ‘right’ pieces or people are not around, you can still be happy.  Because that happiness is not ‘out there’.

3. Don’t rush to finish things or to get to the goal

In our very busy, achievement-oriented, multi-tasking modern world, we get so caught up in rushing to the end that we forget to enjoy the journey.  And the problem with rushing to the end, as we just found out in 2. above, is that gold bars of happiness are not waiting for us in a pot at the end of the rainbow.

Every time we rush to finish, we just end up rushing right into the next thing.  You see it in how most of us lead our lives – in how we work, eat, and travel (got to check off my list of all of the tourist spots!).  And nowadays you see it in how we engage with friends (is this even the right word anymore?) on SNS. We bounce around from one chat to the next, from one notification to the next, from one 2 or 3-second video clip to the next, never really absorbing and experiencing the moment.

But precious moments of life are here to be savoured.  Much like a great meal or a delicious piece of chocolate, if you just gobble it up, the moment is gone.  

Why are you rushing? Where are you going? 

4. Stop Complaining!

One sure-fire way to keep happiness away is to spend your precious time complaining.  The weather is what it is, whether you complain about it or not. People are the way they are. Complaining won’t help change anything but it will use up your time and energy that could otherwise be used for practicing happiness. 

It’s good to be industrious and try to fix things, situations, relationships that aren’t right but try to catch yourself if you are spending an inordinate amount of time (or any amount of time) complaining.  You not only do a disservice to yourself but to those around you. 

And this leads me to ingredient number 5…

5.  Sanga: Keep good Company

It’s always easier to practice something if others around you are doing the same. If everyone around you swears, chances go way up that you will also swear.  If your friends and colleagues are always complaining, you are probably at risk of picking up the habit as well (the perils of which we discovered in 4 above).  If those around are fixated on having things, gravity will pull you in that direction. You’ll have to work a lot harder to maintain your practice of ‘being present’ and ‘experiencing the moment’.

On the other hand, if you find a community that supports practicing happiness, finding happiness within, savouring the moment and not complaining, well, it’s not rocket science, you will find it easier to pursue your practice.

So those are 5 perhaps obvious yet often difficult to maintain tips you can start to implement right away.  It doesn’t actually take much or long before you start seeing the results. And it’s in your hands.

Good luck in your pursuit of happiness and go easy on yourself and others.


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誰もが経験したことのある「良い日/悪い日」とは?

すべてが順調で気分の良い一日を過ごせたかと思えば、いつもより細かいことが気になってしまったり、感情の起伏がちょっぴり大きかったりするような、なんとなく物事がうまく行かない、と感じる日のことです。

しかし、なぜこのような気持ちになるのか、今までその原因を探ってみようとしたことはありますか?

「今日食べたもの?眠った時間?最後に交わした会話や、寝る前に観た胸が締め付けられるような映画のせいでしょうか?」

あるいは、特定の環境や人と一緒にいることで引き起こされる、ネガティブな感情や罪悪感のような過去の記憶が蘇ってきたのでしょうか。

私たちの誰もが、全てがうまく思える日、または何となくついてないと感じる日を経験するものです。しかしよく考えてみると、それを決めているのは自分の心。叶わなかったこと、または「こんなはずではなかったのに」という自分の心の反応が「苦」に変わっただけなのかもしれません。本来心というものはサラサラと流れ続ける小川のようなものですから、苦しみが滞ってしまったとしても、それは流れていくものなのです。その事を今知っただけでも、少し楽になりましたか?

愛する人の死や仕事のストレス、世界的なパンデミックや地震などの自然災害が原因で、日常生活や予定していた計画が突然中断してしまうような時、私たちにできる事はあまりないかもしれません。(実際にはあるのですが、それはまた別の機会に!) しかし、自分の持つ思考のクセを知り、どのような視点で物事を捉えるべきかを正しく理解する事ができると、打つ手はいくらでも考えられるのです。

思考のクセに気づくと気持ちに変化が生まれます。

シンプル過ぎるようにも聞こえますが、これは事実です。未来にあるいくつもの可能性は、私たちの物の見方、そしてそれをどう捉えるかで、どの可能性が実現するのかが決まります。かつてシュレディンガーの猫が教えてくれた思考実験は、『今を変える希望』でもあったようですね。

次に、原因(=心)を理解し、そこへ直接働きかけていくテクニックを使ってみましょう。

  1. まず、自分が今何を感じているのかを認めて、受け入れてみてください。
  1. その状態を「ネガティブ」とラベリングしていることも認識しておきましょう。それはそれでいいのです。 雲が太陽の光を遮っているのならば、その中でいったん休息を取ってから歩き出せばいいのですから。目の前の問題をすぐに解決しようとせずに、その雲の持つ目的や美しさの中に立ち止まり、自分に起きた物語を振り返ってみましょう。
  1. 長時間ネットサーフィンをし続けていませんか?インターネットは私たちに興味をそそるものを無限に与え続けるため、明確な目的もないままに驚くほど長い時間をそこで費やしてしまいがちです。その事に気がついたら、まず目を閉じて何度か深呼吸をします。そしてそこから完全に離れたら、自分を助けてくれるもの、癒してくれるものに意識を移してみましょう。 好きな音楽を聴くだけでもきっと安らかな気分を感じることができるはずです。
  1. 立ち上がって体を動かしてみましょう!いつもより少しだけ大きく腕を振って散歩に出掛けてみるのもいいですね。沈んだ気持ちや、心の声のループを断ち切るコツは、まずは小さな一歩からで十分。偶然やってきたかのように思える晴れやかな気分や幸運は、あなたの主体的な力(行動)が手に入れたものです!
  1. 自分が感じていることを素直に伝えられる人との繋がりを大切に。良い時もそうでない時も側にいてくれる友人との時間に優るものはありません。ディオンヌ・ワーウィックとスティービー・ワンダーが歌った不朽の名曲「That’s what friends are for」のように

「良い日」を増やすためには、自分が属するコミュニティを意識的に選ぶ必要もあります。私たち人間は、依存したり影響を受けやすく作られている動物です。あなたを代わりのない存在だと行動で示してくれる人がいる協力的な雰囲気の環境に身を置くと、良好な状態を維持しやすくなるはずです。

そして最後に、瞑想やヨガを毎日の習慣に!ルーティーンから生まれる時間の余裕が、私たちの心や頭の中に余白を作ります。このちょっとした白い部分を持ち続ける事で、私たちは物事を予測したり、不意に生じる出来事を上手く整理したり、と自分自身の中に揺るぎのない安定感が生み出されます。

とはいえ、生きていれば立ち上がれそうにない困難が訪れることもあるでしょう。もしそのような状態が続き、生活に支障をきたすようであれば、専門家の元を訪れる事もひとつの方法です。

そのうちにきっと「良い日」「悪い日」を超えた、何事とも比較することのない日々の素晴らしさを再び感じることができるかもしれません。


Good Days & Bad Days

We’ve all experienced the good day-bad day phenomenon.  I’m talking about when one day all seems fine and suddenly the next, even though nothing appreciable has changed, something seems off. 

Where does that come from? Have you ever tried to isolate the factors that may have caused this change? 

“Was it something I ate? The time I slept? Perhaps the last conversation I had or that gut-wrenching movie I watched just before bed?”

Or perhaps it is an old narrative that keeps resurfacing – feelings of inadequacy, insecurity or guilt – triggered by being in a certain environment or with certain people?

We all invariably experience these relatively ‘unprovoked’ bad days and changes but when you really think about it, the only thing that has really changed is our mind. Sure, call it perspective or how we look at life, but essentially only something inside of us has shifted.  And knowing this truth is powerful!

When things outside shift around – loved ones get sick or pass away; job stresses become overwhelming; pandemics, earthquakes or other calamities bring our daily lives and plans to an abrupt halt – there may not be a lot we can do (actually there is, but we can get to that another day).  

However, when the shift is inside of us and we recognize that, the solution is firmly in our hands.

First, the very realization that the shift was just inside of us, changes how we feel.  It sounds ridiculously simple but it’s true. Just ask Schrodinger- the very act of observing and recognizing something changes its nature!

Next, by understanding the source (i.e. our mind), we can take advantage of some techniques targeted directly at this source:

  1. Acknowledge and accept that you are feeling whatever you are feeling
  1. Recognize that you are labeling the experience as ‘negative’ whereas there is no need to add a judgement. It is what it is.  Clouds are not negative just because they block the sunshine.  They have purpose and beauty in their own right.
  1. Notice the ‘negative loop’ you unconsciously create by following the rabbit down the rabbit hole and STOP.  Take a few deep breaths and shift your focus to something that helps or soothes you.  Cranking up some favorite tunes may be the best medicine.
  1. Move! Get some exercise. Go for a walk.  Negativity and the negative mental chatter loop thrive when we are sedentary and being lazy. So get up and move around!
  1. Connect with people you can talk to about what you are feeling or even just talk about topics that bring you back in line with a healthy perspective.  In the immortal words sung by Dionne Warwick, “That’s what friends are for”. 

To encourage more good days, make a conscious effort to keep the right company.  As social animals so dependent and influenced by others, the more positive and supportive the environment, the easier it is for us to stay in a good place.  

And finally, practices like meditation and yoga are great ways to create stability and steadfastness inside ourselves so that regardless of the environment, we are better able to stay in this good place.  

But we are human after all and we all fall from time to time.  If these bad day feelings persist and / or interfere with your life, seeking out the help of wonderful professionals may be the way to go.

Eventually, we may be able to go beyond having so-called ‘good’ days and ‘bad’ days and instead see them all simply as special moments to explore.